社団法人 川口歯科医師会
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「現在の学校歯科健診の在り方」

鳩ヶ谷市学校保健会 会員
学校歯科医 石田 聡

 平成7年に「病気の早期発見、治療勧告」という従来の考え方から「心と体の健康つくり」を指向する健診の在り方が示され、以後、むし歯をみつける治療重視の健診から、問題のある歯および疑いのある歯をふるい分け(スクリーニング)して、むし歯にさせない予防重視の健診へと変わってきました。

 これにともなって、新しい診査項目が加えられました。その中でも最も特色があるのがCO(シーオー)とGO(ジーオー)です。
 COは「要観察歯」のことです。初期むし歯ともいわれ、甘味のある飲食物に注意し、歯みがきなどの適切な指導や定期観察を行うことによりむし歯の進行を防いだり、フッ素応用により再石灰化を促進させたりして、歯を守ることができるようになります。
 GOとは「歯肉要観察者」のことです。歯肉に軽い炎症がみられるが、歯石の付着はなく、歯みがきの適切な指導と実行で歯周炎が改善されると思われるものです。

 CO、GOは自分の生活習慣を見直し「自分の健康は自分自身で守る」といった意欲を育てる絶好の健康教育の教材ともなります。学校や医療機関での適切な歯みがき指導など事後措置への対応が重要になります。
 さらに歯列、咬合、顎関節といった口腔機能検査が加わり、むし歯の検査だけでなく歯と口腔全体を診断するようになっています。

 最後に学校での健診は歯科医学的な立場からの確定診断ではありません。予防や精密検査のためにも定期的にかかりつけ歯科医を受診するように心がけて下さい。

 

 
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